いざ、世界一の玩具の街「汕頭(スワトウ)」へ!(前編)

バイバイワールド代表の髙橋征資です。ということで行ってきました中国「汕頭(スワトウ)」へ!

汕頭の場所はここです。中国語では「汕头」と表記します。

香港から中国に入国し、深センから新幹線で2~3時間行ったところにあります。日本でいうと、栃木県が近いような。ちょうど、栃木県に「おもちゃのまち」という地名がある点も似ています。

中国の洗礼と周社長とご対面

まずは飛行機で香港へ。香港で例の商社のHさんと合流後、羅湖口岸に移動し、いざ中国へ入国。すんなり入国できました。周社長は羅湖口岸まで迎えにきてくれるとのことです。

中国に入国すると一気に空気が変わりました。入国して小1時間で目にしたものがこちらです。

  • 公衆の面前で中年男性とお兄さんが本気の殴り合いの喧嘩をしていた。

これはまぁ、日本でもなくはない。どう見ても初対面の2人でしたが、何があったんだろう。。お兄さんの罵声とパンチ力がものすごかった。

  • 偽物ショップの客引きを1時間以上受けた。

客引きの粘り強さが尋常じゃない!どんなに移動しても、エレベーターの中までも、ずーっと付いてきました。。

  • トイレの地べたに座り博打を打つおじさんたちがいた。

中国のトイレはめちゃくちゃ汚いです。その床に直にあぐらをかいて、札束ばらまいてサイコロ転がし博打を打ってるんです。。

中国はヤバい。

そしていよいよ、周社長と対面です。周社長もヤバい人なんじゃないだろうかとドキドキでしたが、やってきたのは清潔感のある、ぱっと見30代前後の男性でした。日本語もペラペラで、その姿は「中国人のモノマネをする劇団ひとり」とかぶりました。挨拶を済ませた後、一緒に巨大な偽物デパートを見て回りました。

周社長「このビルは偽物だらけだからー。ほしかったら言い値の半額以下になるからー。」

なんてボクらに言いつつ、ずっと付いてくる客引きに中国語でどっか行け的な事をずっと言い続けてました。周社長は頼りになる若者、という感じで一安心。偽物デパートをざーっと見た後、深センに向かいます。この日は深センで食事をとり、ホテルで一泊。

偽物デパート(偽物だらけの5階建て)

周社長と、見よう見まねでお皿をウーロン茶で洗うボク

深センでは、高須さんのブログでお馴染みの電子市場を見て回ったり、現地のロボット会社を訪問したりしました。いろいろ刺激を得た後、新幹線で汕頭に向かいます。移動中、周社長と任天堂スイッチの1-2スイッチを遊び倒し、すっかり仲良しに。そして着きました、汕頭市にある「潮汕」という駅です。

とても大きくてキレイな駅ですが、周りには建物がほとんどなく殺風景な場所にありました。この日は車で1時間ほどかけて汕頭市街地に移動しホテルで一泊。

汕頭の玩具工場

まずは周さんの会社に向かいました。道中「玩具の街、汕頭へようこそ」とか「○○玩具」的な看板をたくさん目にしました。中国語でも玩具は玩具と表記するみたいです。ここはホントに玩具の街だっ!

そして着きました、周さんの会社「朝日玩具」です。

こんな門をくぐって二階に上がると。。

日本語で挨拶!ちなみに、日本と取引することを前提にこの会社名にしたそうです。とってもキレイな会社です。朝日玩具では主に百均向けの商品を取り扱っているそうで、ショールームは百均の玩具売り場そのものといった感じです。

ご覧の通り、朝日玩具はちゃんとした会社で、ざっと見てもパクり商品はありません。汕頭でも「朝日玩具の仕事は厳しいオーダーがある」と評判だと聞きました。運良くいい会社と知り合えてよかった!

その後、汕頭の工場を見学しました。工場はだいたいこんなかんじです。

廃墟ではありません。中に入るとこんな感じで絶賛稼働中です。

中国人の従業員さんたちが延々と製品の組み立て、検品を行っています。朝日玩具が取り扱う玩具は一個一個手作業で検品していました。不良率もかなり低いそうです。その他、様々な玩具の工場、ドローン工場などいろんな工場を見せてもらいました。ドローン工場では、従業員さんが組み上がったドローンを一個一個、飛ばして検品していました。

毎日この作業をしているので、尋常じゃなく操作がうまいです。もしかすると世界一うまいのでは。。

汕頭にはこんな工場が何万とあるそうです。工場見学を堪能した後、玩具の展示場に向かいました。(後編に続きます)

 

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